そもそもコミュニケーション能力って一体なんだ?
『そもそもコミュニケーション能力向上方法はどのようなものか?』とコミュニケーション指導をしている仕事柄良く聞かれます。
では、そもそもコミュニケーション能力とはどのようなものなのでしょうか?
広辞苑ではコミュニケーションについて下記のように記されています。
【コミュニケーション】(広辞苑より)
社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。言語・文字その他視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする。
そしてコミュニケーション能力とはこれらを上手く操れる能力というものではないでしょうか?
または自身の様々な感情をしっかり伝達出来る能力もコミュニケーション能力の一つだと当校では考えて指導しています。
更にいうと、コミュニケーション能力は、社会、個人によって様々な解釈があると思います。
実用的なコミュニケーション能力とは様々な解釈、価値観をもっている人々に対して自身の考えを円滑に伝えられるという事が重要だと思います。
『部下はコミュニケーション能力がない』と上司の不満を耳にして。。。 』
移動中の中継地点にあるカフェで仕事をしていたら、ある言葉が聞こえてきました。それは、
『部下の彼にはコミュニケーション能力が足りないんだよ』
『仕事ばかり出来てもしょうがないんだよ』
ふと振り向くと50才くらいのスーツを着た男性でした。
このような言葉は日頃、私がコミュニケーションに関わる仕事をしている事もありますが、仕事の打ち合わせや移動中の電車や喫茶店等の生活の中でもよく耳にします。
また、そのたびに、このような事を言われている『部下の方』や『その上司と思われる人』へのイメージが一瞬にして出来上がります。
まず、部下の人に対しては、次のように想定します。
部下の人は、
『一生懸命仕事をやっているかもしれないな。』
『でもなかなかうまくコミュニケーションを取ることが出来ていないのかもしれないな。』
『彼もつらいかもしれないな。』
なぜこのように考えるかというと、彼の上司が嫌な感情を抱いているという事は彼にも伝わっていると想像出来るからです。これはこれまでも行ってきているコミュニケーション指導の中でも、同じような話を聞くときに、例えうまく言葉に出来なくても多くの人が相手の感情に気づいていると感じるからです。
そして、そのような状態で仕事が100%楽しめるというのは考えづらいからです。
また『その上司と思われる人』に対してはこのように思います。
『ストレスがたまって正直、辛そうだな。』
『彼も家でもストレスが溜まってしまっているかもな。』
『改善の役に立ちたいな。』
つまり私がどのように考えているかというと、いずれにしても2人とも気持ちの良い思いはしていないと感じるということです。
2人の問題点
上記でお話した内容というのは、現状だけを感情抜きに見れば、双方のコミュニケーションが上手く行っていないという理由も一つに挙がってくると思います。
そしてこの改善には、どちらのコミュニケーション能力も鍛え上げていく事が重要だと感じるのです。
一般的なコミュニケーション能力の鍛え方
ではどのようにコミュニケーション能力を鍛えればよいのでしょうか?
会社によっては研修等もあると思いますがなかなか現状を打破できない所も多いようです。
また一般的なコミュニケーション能力の鍛え方の多くは、人の話を聞く力である『傾聴力』や論理的にわかりやすく話をする方法である『論理的な話し方』等の単一的で技術的な部分を多く教えている所が多いようですが、なかなかそれでは結果が出づらいと日々、現場にて感じます。
これはなぜかと申しますと下記のような事例があるのです。
例えば、
- 『たくさんのトークが出来ます。』
- 『心理学等のたくさんの技術を学んできました。』
- 『たくさんのセミナーを受けています。』
- 『会社で研修を受けています』
- 『たくさんの本を読んでいます』
と言う人の多くが、時間やお金をかけたのにも関わらず、自身の能力として何かがきちんと身についている人が少なく、実質的な結果を出していないという事です。
この人達の共通点はなんでしょうか?
それは『実践的なコミュニケーション能力の鍛錬不足』だと感じます。
実践的なコミュニケーション能力の鍛錬不足
コミュニケーション能力の向上は、マニュアルでは結果が出づらいです。
なぜならば、人の数だけコミュニケーションのパターンは違うからです。
ではどうすればよいのでしょうか?
それは、基礎力をつけた上で『アドリブ力』を身につける事が重要です。
アドリブ力とは、基礎の知識を身に付け、様々なコミュニケーションの場においてケースバイケースでどのような言葉の選択をするか?行動をするか?という事です。
その選択と行動の感覚を養う事は非常に重要です。
そしてアドリブ力をつけると様々な結果が生まれます。
ほんの少しですが例をだすと、
- 『同性、異性、年齢差を問わずどんな人とでも最善なコミュニケーションを取れる』
- 『その場で対応出来る瞬発力が上がる』
- 『周囲の雰囲気をよくする雑談がどんどん出てくる』
- 『会社での生産性が向上してくる』
最強のコミュニケーション能力、恋愛×ビジネス学

異性とのコミュニケーション能力を鍛える為には、知覚・感情・思考の伝達を、言語・文字その他視覚・聴覚に訴える各種の技術を使って最大限に高める必要があります。
また、異性コミュニケーション能力は同性のコミュニケーション能力が必須です。
なぜならば、同性とのコミュニケーションが取れない人は異性とのコミュニケーションが取れない傾向が強いからです。このような事から異性コミュニケーションを学ぶと同性コミュニケーション能力も圧倒的に身に付くのです。
さらにそれはビジネスの場面でも通用します。
これについては下記の2つの異性コミュニケーション能力を挙げる事で説明します。
異性コミュニケーション能力には、大きく分けて二つのタイプがあります。
- ①ビジネスの結果も出る異性コミュニケーション能力
- ②異性コミュニケーション能力だけが上がる能力
やはり1つ目のビジネスの結果も出る異性コミュニケーション能力をどのように身に付けるかという事が、先の長い人生においては有効と考えます。
これはビジネスコミュニケーション指導と異性コミュニケーション指導の研究、実績から私どもの学校では『恋愛×ビジネス学』を提唱し指導しています。
これについては、他の本コラムの中で断片的ではありますが説明しております。
まとめ
コミュニケーション能力を鍛えるには、『実践的なコミュニケーション能力の鍛錬』に必要なアドリブ力を身に着ける事が重要です。そのためにはビジネスにも結果がでる異性コミュニケーション能力の習得が重要と考えます。
ダントツ!必勝ポイント
コミュ力は、マニュアルではなくアドリブである!
by 青山 聖