政治家、男性の恋愛でよい声とは!?

恋愛でもビジネスでも声は重要という事を前回お伝えしました。
今回は声を良くする事をワンステップ進める為に少し詳細を説明していきたいと思います。
まず初めに、興味深い『声の研究』をご紹介したいと思います。
それは学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」で『声の低い候補者のほうが選挙で勝てる可能性が高い』という事が発表されました。
もちろん支持政党や、自身の考えなどは大きな理由になるでしょう。しかし、どのような人に投票しようか迷っている場合には、声は非常に大きな判断材料になると私は思います。
これは人とコミュニケーションをとる場合に、「声」は印象を決定付けるものとしてとても重要な要素になるからです。
このポイントを見ていくという事は、日々多くの恋愛やビジネスのコミュニケーション指導をさせて頂いている立場からも重要だと感じています。
また、ニューヨーク大学ヒューズ博士は、『男性は声の低い人の方が、モテる』という研究結果も発表しています。
このように政治の世界や男性の恋愛では「低い声がよい」というデータがあります。
恋愛コミュニケーションからの解釈
では、恋愛コミュニケーションにおいて、『男性の声の高さは、必ずしも低くないといけないのか?』という質問があれば、私は一概には言えないと考えています。
その理由は、恋愛またはコミュニケーション能力は総合力が重要だからです。
しかし、声に関して言えば、女性に男らしさを感じさせたいのであれば低い方が良いと思います。
また、さらに言ってしまうと、状況によって高い声と低い声を使い分けるのが理想的です。
そこで、低い声も含め「良い声のトレーニングをするにはどうすれば良いのか?」という事を以降の『良い声トレーニング(基礎編)』でお伝えしたいと思います。
良い声とは?

良い声というのは、様々な角度からお伝えする事が出来ます。
例えば下記のようなものです。
良い声とは? 様々な角度がある
- 音程を高くする。または低くする。
- 声がこもらないようにする。
- 滑舌を良くする。
- 周波数(人間が聞き取れる周波数は20Hz~20kHz。)(耳に入りやすい周波数は2.5~4kH。)
- 倍音
- 腹式呼吸
- 状況によって変化させる
- 声の強弱
。。。。他
※これに加えてリズム、テンポなどもあります。
これらを一つずつ理解していく事で、より魅力的な発声が出来るようになって行くと思いますが、要点が多すぎると一般の方は何をやればいいか分からなくなると思いますので、今回はすぐにやってもらえる簡単な方法をご紹介します。
良い声トレーニング(基礎編)
ではどのように良い声そして男性であれば低い声を出していけばいいのでしょうか?
前回も声の練習方法については書きましたが、今回は前回のコラムより少し進んで詳細を≪ポイント≫でお伝えしていきたいと思います。
以下に記載していきます。
1.声を録音してみましょう。
自身の声をスマートフォンやICレコーダーで録音してみましょう。
そしてそれを自分で聞いて客観的に自身で判断してみましょう。
ポイント
例えば客観的に聞いてほしいのは下記のようなものです。
※言葉は何でもよいですが、出来れば自身が普段からよく使う言葉やフレーズなどが良いでしょう。仕事でのプレゼンやデートの時に自身が発しそうな言葉を録音してみて下さい。
2.自分の声を聞いてみましょう!
自身の声を録音したら紅茶を飲みながらその声を客観的に聞いてみましょう。(ちなみに『紅茶を飲みながら』というのは、紅茶が声によい飲み物であるという事と、一息つきながら客観的に聞いてほしいという意味でこのように書きました。)※もし紅茶が嫌いな方であれば、常温の水やハーブティでも良いでしょう!
ポイント
客観的に自身の声を聞くと言っても、何を聞けばよいか?という事が分かりづらいと思いますので、以下にポイントの例をまとめたいと思います。
下記を客観的に聞く事。
録音した自身の声の何を聞けばよいか?
- ①声の高さ
- ②声の雰囲気(楽しさ、暗さ)
- ③声の音量
- ④声の抑揚
※会話であればテンポも同時に確認する。
※さらに余裕があれば、誰かとの会話を録音してみた場合、上記を客観的に聞く事に加え、以下の事も注意深く聞いてみて下さい。
さらに客観的に聞くと良いポイント
- ①会話のテンポ
- ②会話の強弱
- ③会話の自然さ
- ④自身の緊張度
3. お気に入りの声を選びましょう!
自身がいいと思う人の声を選んでみましょう。
ポイント
・ 自身になんとなく声が似ている人で魅力的な人物を選ぶ
テンポ感、自身のキャラクター、そして声質で上手くいい声にしやすいのか? という事を考えて聞いてみる。
・自身がどのような人に魅力を感じてほしいのか?という事を考える
(例えば、恋愛であればパートナー、ビジネスであればクライアント、同僚、上司等)
・その上で自身の魅力を感じてほしい人が「素敵!!」と言ってくれるような声を選ぶ
この理由としては、例えば若い人に好意を持つ人の多くは高い声が好きな傾向があったり、有る程度年齢が落ち着いている人に好意を持つ人は高い声が好きな傾向があったりするからです。
4.『自分の声』と『お気に入りの声』の違いは何?
2と3の違いは何なのかを考えてみましょう!
ポイント
自身の現在の声と、自身が出したい声は何が違うのか?
これを知る事が重要です。そしてこの違いを埋める為にはどうすれば良いのか?考えてみて下さい。
5.『お気に入りの声』をマネてみよう!
2と3の違いは何なのかをなんとなく理解出来たら,『お気に入りの声』を自分なりにマネてみましょう!
ポイント
まずは、『なんとなくこんな感じかな?』というイメージでやってみるとよいと思います。
※次回以降で、機会があれば具体的なトレーニング方法などを記載していきたいと思います。
【補足ポイント】良い声トレーニング(基礎編)
上記までの【良い声トレーニング(基礎編)】の補足ポイントとしては、とにかく、あまり自身とかけ離れた声を選ばない方が良いでしょう。
なぜならば、労力と時間が多くかかってしまうからです。出来るだけ、自身が出来るだろう、というイメージで選んでみて下さい。
ダントツ!必勝ポイント
男性の恋愛でよい声とは、低い声である!
by 青山 聖